
この記事は後頭部と左耳横のホクロ(イボ)の除去について術前術後のレポートになります。患部などの写真が載っているので苦手な方は閲覧にご注意ください。
爆発ホクロの除去を決意するまで
「こんな所に大きなホクロあるんだね!」これは私が小学生のときに母から言われた言葉。どうやら私は後頭部に大きなホクロがあるらしい。自分の目では確認ができないから他人事のようだったが、いつの間にかホクロが膨らみだし存在を意識するようになった。
洗面台の鏡に背中を向けて立ち、手鏡を合わせ鏡にして後頭部を見てみる。そこには小豆のような姿に進化したホクロの姿があった。前まではフラットだったのにな。なんて思いながらも、髪の毛で隠れるのでとくに気にせず爆発ホクロと名付けて放置した。
しかし予想外な出来事がおこる。今度は左耳横のホクロがドーム状に膨れてきたのだ。後頭部のホクロよりは小さめだが、髪の毛を耳にかけると人に見られてしまう確率が高い。最も嫌だったのが濃い毛が数本生えていること。なるべく髪の毛で隠して生活していたが爪で引っ掻いてしまうこともあり、後頭部のホクロと同様に、この爆発ホクロたちは私の悩みとして心の片隅に長年居座ることになった。

恥ずかしいけど毛の処理もせずありのままを載せます

社会人になり爆発ホクロが気になって皮膚科に行ってみたが、先生曰く見た感じは悪性ではないということだった。後日インターネットで似たような症例を検索して除去について調べてみるが、痛そう&治療費が気になるという理由で取るのを諦めた。
時はさらに過ぎ、新しく行った美容院での出来事。シャンプーの際に何となく美容師さんが気を使っているような感じがしたのだ。後頭部のホクロはもちろん、左耳横のホクロもカラーリングの際にするイヤーキャップが触れる位置にある。自分でも髪を洗う時やブラシでとかす時など日常で引っ掻いたりしないよう気にしながら生活してきた。

そりゃ他の人がこのイボを触るのは気を使うか…
2箇所とも髪の毛で隠れているので放置してきたが、急に除去に向けてやる気が満ちてきた。そろそろ爆発ホクロとお別れをしよう。膨れだして20年ほど鎮座していたが、私生活で心機一転したいという気持ちが追い風になって私は決意した。
自分なりに考える

暑い季節に汗をかくよりは寒い季節に処置したほうが良いかな?
術後はお風呂に入れないと思っていたので、なるべく汗のかかない季節に病院へ行こうと考えていた。この時の季節は3月半ば。少しずつ気温も高くなって春の兆し。きっと今を逃したらまた放置すると思い、県内で炭酸ガスレーザーのある形成外科を探してカウンセリングの予約をいれた。
勢いに任せるというのはこういうことだなと久々に感じた瞬間だった。ホクロを取るか取らないかはまた決めるとして、今はとにかく病院へ行って一歩前進することが最優先だ!
病院1回目 初回カウンセリング
朝から緊張でソワソワしながら耳周りの掃除と頭皮のチェックをして病院へ向かう。この日はカウンセリングをメインに診療スタート。ネットの症例記事で見た炭酸ガスレーザーでの治療方法や費用など先生に色々と質問をする。私のホクロの場合だが、ざっくりと比較するならこんな感じだった↓
| レーザー | 切開 | |
| 保険適応 | × | ○ |
| 病理検査 | × | ○ |
| 治療費 | 2万円~ | 1万円前後 |

切るのが怖くて炭酸ガスレーザーを検討していたんですが、切開するのとどっちが良いでしょうか・・・

もし自分にこの出来物があったらレーザーではなく切除しますね
先生の言葉に背中をおされ切開方法で進めていくことを決意。また、私の場合は保険適応とのこと。念のため摘出したものが悪性ではないか調べるため病理検査に提出することになった。とりあえず次回の来院で左耳横の爆発ホクロを取ることが決定し、採血をしてこの日は終了した。

私は持病があるので数値の確認のため事前採血しました。イボ取りをする際に必ず採血するとは限りません。
正直な話、カウンセリングを受けたとしても恐怖心に負けて断念する可能性もあった。我ながら往生際の悪いビビりな性格だと思う。しかし、先生のカウンセリングを受けて「この先生にお願いしたい!」という想いが勝ったのだ。よーし、頑張るぞー!
病院2回目 左耳横のホクロ除去
いつものように目覚まして起きる。ついにこの日がやってきた。

あー・・・目が覚めてしまった。もう朝だ・・・くっ
朝からドキドキして布団から出たくなかったが奮い立たせて病院へ。受付を済ませるとすぐに手術室へ案内され診察台へ横になる。前回の血液検査の結果が問題なしと伝えられ、耳の部分がくり抜かれた布を頭に掛けられる。
先生の「はい、ではチクっとしますよー」の合図で左耳横に麻酔が入った。緊張していたが、看護師さんに背中をトントンされたことで落ち着いてきた。採血の時よりも細い針だと聞いていたので軽くつねったような痛みで済んだが、問題はここから。本当にこんな一瞬の麻酔で切開中の痛みがないのか半信半疑だった。麻酔が効いてなくて痛かったら遠慮なく言おう!よーし、言うぞ言うぞー!!と心の中で自分と会話をしていた時だった。

これ痛いですか?

・・・?痛くないです

もう切ってますからねー

全然痛くないですっ!
(心の声「局所麻酔すっげー!!」)
術中の痛みは無いが、サクサクっとした音と縫っているときの糸を縛るような張りを感じた。想像すると血の気が引きそうになる為、とにかく私は心を無にすることを意識した。15分くらいで終了し、起き上がったときに心の底からホッとした。
抗生物質の飲み薬と軟膏、痛みがでた場合のロキソニンを処方され、帰宅途中に薬局で防水テープやガーゼを買って帰る。
余裕だったじゃん!やるじゃん自分!!いや、先生のおかげなんだけど。一つの悩みを突破した嬉しさでこの日は謎にテンションが高くなっていた。
ここに写真 耳テープと薬
病院3回目 左耳横の患部確認
朝起きて処置後のテープを剥がし初めて縫った痕を確認する。もっと痛々しい傷になっていると思っていたが想像より綺麗だと思った。軟膏を塗りガーゼで押さえて防水テープを貼る。髪の毛と耳の出っ張りが邪魔でテープの先端がグチャグチャになってしまった。まあ、仕方ない。
昨日の経過を確認するために再び病院へ。先生曰く今回の傷口は乾燥させない方が早く治るらしい。また、軟膏を塗っていれば保湿もされている状態なのでテープも不要とのこと。張り切って防水テープなどを買っておいたが、不器用&髪の毛と耳の出っ張りでクチャクチャになるしもう出番は無さそうだなと思った。

髪の毛が軟膏でベタベタになるのが気になるなら丁度良いサイズに絆創膏をカットして上から押さえておくと良いですよ。
先生に教えてもらうまで絆創膏を切るという発想を思いつかなかった私は目からウロコだった。術後当日から傷口を濡らしても大丈夫と言われていたが、誤って皮膚を引っ張ってビリビリっと裂けてしまうんじゃないかという不安が発動し、結局切除日から2日が経過したタイミングで頭を洗った。
シャンプーのときに絆創膏を外して入ったが、出血などのトラブルも無く大丈夫だった。慣れない手つきで消毒し、軟膏を塗って絆創膏を貼る。洗面台が3面鏡で良かったと思いながら私は毎日何度も左耳を見た。

病院4回目 左耳横の抜糸と後頭部のほくろ除去
耳ホクロの除去から1週間が経った。今日は病院に行く直前にお風呂に入り頭を丁寧に洗う。今夜はシャンプーをしないで眠るつもりだからだ。
病院へ到着し、まずは左耳横の抜糸からスタート。ハサミとピンセットのパチパチっとした音とともに糸が取られてあっという間に終了。痛みも無い。「もう耳には軟膏を塗らなくて大丈夫ですよ」と言われる。
そしていよいよラスボスの後頭部のイボ除去。先生曰く頭はどうしても出血が多くなるから麻酔をして少し時間をおいて手術するとのこと。麻酔の効果で血管が収縮し、出血が抑えられるらしい。ちなみに髪の毛は剃らなくて大丈夫だった。

500円サイズの剃毛を覚悟してたんだけどな
いよいよ麻酔を打たれる。後頭部にチクーっとした痛みが4回ほど。さすがに耳の時より針が刺さる圧を感じた。そして5分くらい時間を置いたあと、前回の耳同様に「これ痛いですか?」の先生の問いかけに「痛くないです」と答え、イボ除去がスタートしていく。
前回の耳で度胸がついていたとはいえ、やはり頭は緊張した。冷や汗なのか出血なのか、もしくは貧血だったのかは不明だが、頭のてっぺんがひんやりとしていた。内心ちょっと怖くなり深呼吸をしながら「意識をしっかり持つぞ!」と自分を励まし耐えた。
横になっていた時間は約20分くらいだろうか。前回の耳横のホクロと同様に軟膏を塗ってガーゼとテープで押さえて完了。翌日また経過観察のために来院予約を取り、耳の時と同じ薬を処方されて帰る。
頑張ったご褒美としてショッピングモールを徘徊しながら自分に美味しい物を買った。こんな頭だったことをすっかり忘れて。

病院5回目 後頭部の患部確認
昨日の状態のまま病院へ。先生にテープを外してもらう。傷痕も特に問題なさそうだった。強く擦らないよう注意しながらシャンプーをして清潔を保ちましょうと言われる。軟膏は朝晩と2回塗ってくださいと指示され、抜糸の日を決めてこの日は終了。
帰宅後、自分で初めて頭の傷を確認する。やはり耳とは違って血の痕が痛々しい。頑張って頭を洗い、軟膏をしっかり塗って先生に言われた通り清潔を意識しながら過ごした。


